チャンピオンズカップのデータ分析(JRA)
伏兵馬が存在感示す
過去7年の単勝人気別成績を見ると、上位人気馬の好走率が低いということはなく、1番人気から3番人気の馬が連対できなかった年はないものの、3着までを3番人気以内の馬が占めた2019年のようなケースはまれ。それ以外の6回は8番人気以下の馬が馬券に絡んでおり、伏兵馬の台頭を視野に入れておくべきだろう
JRA・GⅠでの実績をチェック
JRAには現在、フェブラリーS、チャンピオンズCと2つのダートGⅠがあり、ともに左回りで行われている。そこで、過去7年の出走馬について、この2レースで5着以内に入った経験の有無別に成績を調べてみると、3着以内馬延べ21頭中11頭が経験ありの馬だった。低評価を覆して勝利を収めた2015年のサンビスタ(単勝12番人気)、2016年のサウンドトゥルー(同6番人気)、2017年のゴールドドリーム(同8番人気)もこれに該当しており、左回りのダートGⅠでの好走実績がポイントになりそうだ
ちなみに、フェブラリーSまたはチャンピオンズCで5着以内に入った経験がなかったにもかかわらず優勝を果たした2018年のルヴァンスレーヴと2019年のクリソベリルは、JRAのダートGⅠ初出走となる3歳馬だった。この経験がなかった4歳以上の馬は勝ち切れていないことも覚えておきたいダートの“GⅠ・JpnⅠウイナー”が強さを発揮
地方競馬も合わせれば現在は年に10レース以上のダートGⅠ・JpnⅠが行われており、過去7年の優勝馬はいずれもその勝利経験を持つ馬だった。3歳で優勝したルヴァンスレーヴとクリソベリルも地方競馬で行われたJpnⅠを勝っていたことから、ダートのGⅠ・JpnⅠを勝利しているかどうかもチェックした方がよさそうだ
前走の距離に注目
過去7年の3着以内馬延べ21頭の前走を見ると、ダート1600メートルのレースに出走していた馬が最多の7頭となっている。なかでも前走がマイルチャンピオンシップ南部杯だった馬は〔2・2・1・4〕(3着内率55.6%)と活躍が顕著。また、JBCクラシックが今年と同じくダート2100メートルで行われた2016年(2016年は川崎競馬場、今年は金沢競馬場で開催)はサウンドトゥルー、アウォーディーとJBCクラシック組がワンツーフィニッシュを決めており、こちらもマークしておきたいところだ
優勝馬は前走に多数の共通点
過去7年の優勝馬は、いずれもダートのGⅠ・JpnⅠを勝っていた。まずは実績面で候補を絞り込めそうだ。次に優勝馬の前走を見ると、全馬が地方競馬のレースに出走していた上、そのレースで単勝5番人気以内かつ5着以内だった点も共通している。臨戦過程からのアプローチも有効だろう
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